ロールシャッハテスト|心理査定

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ロールシャッハテスト(Rorschach test)

ロールシャッハ・テストは、スイスの精神科医ヘルマン・ロールシャッハ(Rorschach,H.)によって創案され、「投影法」の代表的な性格検査法として知られています。検査の方法としては、被験者に左右対称のインクのしみを見せ、それから何を想像するかによって性格、感情、対人関係、自己認知といったパーソナリティを分析します。

  • 対象年齢:5才~
  • 所要時間:約50分
  • 査定方法:左右対称のインクのしみを見せ、それから何を想像するかによって人格を分析する。

ロールシャッハ

このような図版は簡単に作成できるが、現在でもロールシャッハによって作成された図版が用いられる。カードは10枚1組で、このうち5枚が無彩色で、5枚が有彩色のカード。サイズは約17cm x 24cm

テストの方法

  1. 反応:カードを1枚ずつ示し、しみが何に見えるのかを自由に回答する。
  2. 質疑:どこがどのように見えたかなどを確認し、反応時間、反応内容を測定。
  3. 決定:どの部分が?どのような特徴からそう見えたのか?

投影法は、結果の分析に高度な技術を必要とするが、ロールシャッハ・テストは1920年代に開発されて以来、テスト結果の分析とデータベース化が進んでいるため、標準化された評価もある程度可能になってきている。


▲心理査定のまとめはこちら⇒特性因子理論|心理テストを用いたカウンセリング

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