実現傾向とは|パーソンセンタードアプローチ

実現傾向:用語解説

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実現傾向

実現傾向とは、来談者中心療法のカール・ロジャーズが提唱している理論の人間観です。

ロジャーズは、人間には生まれつき自らを維持し、強化し、実現する傾向と力を備えているとし、これを「実現傾向(actualizing tendency)」と呼びました。

実現傾向は、生命体としての人間が持つ潜在能力を最大限に機能させようと努める存在であり、人間が行動するための最も根源的な動機です。必要な環境が整っていれば実現傾向に従って人間は成長すると考えます。

そして、この傾向が最大限に発揮された状態を「十分に機能する人間(Fully Functioning Person)」とロジャーズは表現し、来談者中心療法が目指す最大の目標です

来談者中心療法はこちら⇒「来談者中心療法の理論とカウンセリング」

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